思春期に多いのが不登校、引きこもり、うつ状態、イライラ、摂食障害、自殺企図、対人恐怖、ネットゲーム依存などで中には統合失調症という精神疾患が原因になっている場合もあります。特に統合失調症は10~20代に多く発病する精神疾患で、120人に1人ほどの割合でかかり珍しくはありません。脳内神経伝達物質の異常によるものと考えられていますがストレスに弱い人がかかりやすく妄想、幻聴、強い不安、感情のコントロールができない、混乱してうまく話せないなどの症状が現れます。
頭痛、めまい、腹痛、疲れやすいなど大抵症状が軽く見過ごされることもありますが、これらの症状には貧血(鉄欠乏性貧血)や起立性調節障害といった思春期病とも呼ばれる病気が隠れている場合があります。疲れやすさや集中力の欠如、イライラ、眼の結膜が白っぽいなどの症状は鉄欠乏性貧血の疑いがあります。また、なかなか起きられなかったり立ちくらみや動悸、息切れがしたりする場合は起立性調節障害の疑いがあります。
医師によるカウンセリングを行い早期治療を必要とする精神疾患などの有無を見極め、専門医と連携し治療していきます。心の問題はお子様やご家族の話をじっくり聞くことで症状が軽くなったり改善することがあるため、必要に応じて薬を用いながらカウンセリングを進めていきます。