性感染症は自覚症状に乏しいものが多く感染しても気が付きにくい病気です。また、恥ずかしさから受診をためらい放置している人も少なくありません。特に近年は若い世代を中心に性感染症が急増しており、無自覚・無関心からパートナーや家族に移してしまうケースも増えています。女性は将来、不妊症になったり子宮がんなど人生を大きく左右する病気にかかってしまうことがあります。出産時に母親から子供へ母子感染してしまうこともあり、異常を感じたら検査し一刻も早く治療に取り組むことをおすすめします。
早期に発見して治療すれば多くは治るのが特徴です。
血液検査や女性の場合、膣の分泌液検査などで感染が判り大抵抗生物質を服用し治療します。また軟膏などの塗り薬や電気メスで患部を治療する場合もあります。最も効果的な治療法は「予防」に尽きます。多くの性感染症は性交渉を通じて感染します。特に妊娠を望む場合は夫婦で検査を受けましょう。
抗生物質の服用によりまれに胃のむかつきや吐き気、消化不良、皮膚のかゆみ、湿疹などが現れることがあります。